剪定って、実はそんなに難しいことじゃないんです。でも、初心者の頃は「これで合ってるのかな?」と不安になること、たくさんありますよね。私も最初の数年は、毎年春になると剪定に怯えていました。せっかく切った枝が枯れたり、花が咲かなかったり、最悪の場合、植物を弱らせてしまうんじゃないかと。でも、ある時気づいたんです。剪定でよくある間違いをあらかじめ知っておけば、怖がる必要なんてないって。この記事では、私が何度も失敗して学んだ剪定でやりがちな14のミスと、その正しい対処法をまとめました。あなたもこれを読めば、もう迷わずにスパッと切れるようになりますよ。まずは、一番多い「真っ直ぐ切ってしまう」という間違いから見ていきましょう。
E.g. :【プロが教える】紫藤の6月剪定、たった1時間で来年も咲かせる5つのタスク
- 1、錯誤1:真っ直ぐに切ってしまう
- 2、錯誤2:今年の花芽を切り落としてしまう
- 3、錯誤3:剪定後に水をやらない
- 4、錯誤4:すべての枝を同じ道具で切る
- 5、錯誤5:枝の先端だけをチョキチョキ切る
- 6、錯誤6:強剪定が必要な植物で怖がってしまう
- 7、錯誤7:芽のすぐ近くを切りすぎる
- 8、錯誤8:切れ味の悪い道具を使う
- 9、錯誤9:内向きの芽の上で切ってしまう
- 10、錯誤10:枝襟を傷つけてしまう
- 11、錯誤11:古い植物を一度に切りすぎる
- 12、錯誤12:切り口をシーラントで塞ぐ
- 13、錯誤13:適切な剪定工具を選ばない
- 14、錯誤14:剪定後のケアを怠る
- 15、錯誤1:真っ直ぐに切ってしまう
- 16、錯誤2:今年の花芽を切り落としてしまう
- 17、錯誤3:剪定後に水をやらない
- 18、錯誤4:すべての枝を同じ道具で切る
- 19、錯誤5:枝の先端だけをチョキチョキ切る
- 20、錯誤6:強剪定が必要な植物で怖がってしまう
- 21、錯誤7:芽のすぐ近くを切りすぎる
- 22、錯誤8:切れ味の悪い道具を使う
- 23、錯誤9:内向きの芽の上で切ってしまう
- 24、錯誤10:枝襟を傷つけてしまう
- 25、錯誤11:古い植物を一度に切りすぎる
- 26、錯誤12:切り口をシーラントで塞ぐ
- 27、錯誤13:適切な剪定工具を選ばない
- 28、錯誤14:剪定後のケアを怠る
- 29、FAQs
錯誤1:真っ直ぐに切ってしまう
なぜ45度の斜め切りが必要なのか?
あなたも最初は「真っ直ぐ切ればいいんでしょ」と思ったんじゃないでしょうか。私もそうでした。でも、水平に切った切り口に水が溜まると、腐敗や病気のリスクが高まるんです。雨や朝露が溜まって、治りが遅くなるんですよ。
だから、必ず45度の角度で切るようにしましょう。具体的には、切り口の一番高い部分が、下にある芽と同じ側に来るようにします。つまり、芽の向きに合わせて角度を決めるんです。私がよくやるのは、芽の先端を指でなぞって、その方向に沿って切る方法。これで水がすぐに流れ落ちて、病気のリスクを減らせます。ただし、あまりに急すぎる角度は逆効果で、切り口が大きくなりすぎるので、45度を目安にしてください。あなたも試してみて、正しい角度を体で覚えましょう。
初心者がやりがちな間違った切り方の実例
ある時、友人がバラの枝を真っ直ぐ切ってしまい、切り口が黒く変色したんです。水が溜まってカビが生えたんですね。私も昔、同じ失敗をしました。
正しい切り方のコツは、剪定バサミを枝に対して45度傾けて、一気に切ること。もし切り口が潰れてしまったら、刃が鈍っている証拠なので、すぐに研ぎ直す必要があります。私はいつも、剪定前に刃の状態を確認して、必要なら研ぐようにしています。それから、切る場所は芽のすぐ上、約6ミリの位置がベスト。これで新しい芽がスムーズに伸びるんです。あなたも最初は緊張するかもしれませんが、何度か練習すれば自然にできるようになりますよ。
錯誤2:今年の花芽を切り落としてしまう
Photos provided by pixabay
花の時期を間違えるとどうなる?
「せっかく切ったのに、花が咲かなかった」——これ、私も何度も経験しました。実は、夏に咲く植物は春先に剪定し、春に咲く植物は花後に剪定するのが基本なんです。モンティ・ドンの有名な言葉に「6月より前に咲くなら、剪定するな」というのがあります。
特にアジサイは要注意で、新枝咲きか旧枝咲きかで剪定時期が全く違うんです。新枝咲きなら今切っても大丈夫ですが、旧枝咲きだと来年の花芽を切り落としてしまいます。私の友人は、旧枝咲きのアジサイを春にバッサリ切ってしまい、その年は全く花が咲かなかったそうです。確認方法は簡単で、枝を触って花芽が膨らんでいるかどうかを見るだけ。もし膨らみがあれば、それは来年の花なので、切らないでください。この基本を押さえれば、あなたの庭も毎年花でいっぱいになりますよ。
アジサイの剪定時期を見極める方法
アジサイの剪定で迷う人、多いですよね。私も最初は全然わかりませんでした。でも、枝の状態をチェックするだけでOKなんです。
まず、枝の先端を触ってみてください。もしプックリと膨らんだ芽があれば、それは旧枝咲きタイプで、花後すぐに剪定する必要があります。逆に、芽が小さくて枝が細いなら、新枝咲きタイプで、春先に強めに切っても大丈夫。私の経験では、ノリウツギやカシワバアジサイは新枝咲き、ガクアジサイやホンアジサイは旧枝咲きが多いです。ただし、品種によって違うので、必ず確認してから切るようにしましょう。あなたも一度、自分のアジサイのタイプを調べてみてください。そうすれば、毎年美しい花を楽しめますよ。
錯誤3:剪定後に水をやらない
剪定後の水やりが重要な理由
「切っただけなのに、なぜ水が必要?」と思うかもしれません。でも、剪定は植物にとって大きなストレスなんです。傷口を癒すために、たくさんのエネルギーと水分が必要になります。
私の経験では、剪定後はたっぷりと水をやることで、回復が早まるんです。特に春先に剪定した場合、土が乾燥していることが多いので、株元にゆっくりと水を染み込ませるようにしてください。ただし、雨が続いている時はその必要はありません。逆に、水をやりすぎて根腐れを起こさないように注意しましょう。私のルールは、剪定後24時間以内に、たっぷりと一度水をやること。これで植物のストレスを大幅に減らせます。あなたも試してみてください。
Photos provided by pixabay
花の時期を間違えるとどうなる?
水やりのタイミングは、剪定直後がベストです。でも、昼間の暑い時間は避けて、朝か夕方にやるのがポイント。私の失敗例ですが、真夏の昼間に剪定後すぐ水をやったら、葉が焼けてしまったことがあります。
量の目安は、鉢植えなら鉢底から水が出るまで、地植えなら株元に30秒ほどゆっくり注ぐこと。特に剪定後は根が活性化するので、水をしっかり吸収するんです。また、マルチングをすると、水分の蒸発を防げるのでおすすめです。私はバークチップやワラを株元に敷くようにしています。これで水やりの頻度を減らせて、植物も喜ぶんです。あなたの庭の状態に合わせて、最適な方法を見つけてくださいね。
錯誤4:すべての枝を同じ道具で切る
道具の選び方を間違えるとどうなる?
「剪定バサミ一本で全部切れるでしょ」——そう思って、太い枝を無理に切ろうとしたことはありませんか?私もかつて、太い枝を剪定バサミで切ろうとして、枝が潰れてしまったことがあります。
実は、枝の太さに合った道具を使わないと、切り口が裂けて治りが遅くなるんです。目安としては、人差し指ほどの太さ(約1.5センチ)までが剪定バサミ、それ以上はロッパー、3.8センチ以上は剪定ノコギリを使いましょう。私のガーデニング仲間は、無理に剪定バサミで切ろうとして手を痛めたそうです。ちゃんと道具を選べば、植物にも自分にも優しいんです。以下の表を参考に、あなたも適切な道具を選んでください。
| 枝の太さ | 推奨道具 | 具体例 |
|---|---|---|
| ~1.5センチ | 剪定バサミ | バラの枝、柔らかい多年草 |
| 1.5~3.8センチ | ロッパー | 低木の太い枝、ライラック |
| 3.8センチ以上 | 剪定ノコギリ | 大きな木の枝、カエデ |
この表は、園芸用品メーカーの推奨サイズを基にしています。あなたも道具を揃える時は、この基準を参考にすると失敗しません。
手が小さい人や体力に自信がない人のための道具選び
あなたも「剪定バサミを握るのが疲れる」と感じたことはありませんか?私も最初はそうでした。でも、最近はラチェット式の剪定バサミや電動剪定バサミがあるんです。
ラチェット式は、てこの原理で3倍の力が出せるので、女性や高齢者でも楽に切れるんです。私の母は、ラチェット式の剪定バサミを使ってから「剪定が楽しくなった」と喜んでいます。また、充電式の電動剪定バサミなら、太い枝も一瞬で切れるので、大量の剪定をする時には便利です。ただし、価格が高いので、最初はラチェット式から試すのがおすすめです。あなたの手のサイズや体力に合った道具を選べば、剪定がもっと楽しく、効率的になるんですよ。
錯誤5:枝の先端だけをチョキチョキ切る
Photos provided by pixabay
花の時期を間違えるとどうなる?
「とりあえず、はみ出た枝を全部切ろう」——この考え、危険です。実は、弱い枝は根本から切り落とし、強い枝だけを残すのが正しい剪定なんです。
私の失敗例を話すと、すべての枝を同じ長さに切ったら、株全体が弱ってしまったことがあります。なぜなら、弱い枝にエネルギーを取られて、強い枝が十分に成長できなかったからです。正しい方法は、まず弱い枝や交差した枝を根本から切り、残った強い枝だけを1/3ほど短くすること。これで植物のエネルギーが集中して、より大きな花や実がつくんです。あなたも今度剪定する時は、枝の強さをよく観察してから切るようにしてください。
枝の選別方法と実践テクニック
枝の強さを見分けるコツは、太さと色で判断すること。太くて色が濃い枝は強い、細くて色が薄い枝は弱い、というのが基本です。
具体的な手順は、まず全体の枝を観察して、明らかに弱い枝や枯れ枝を3本ほど選ぶ。次に、それらを根本から切り落とす。そして、残った枝の中で、内向きに伸びているものや交差しているものをさらに2~3本切る。最後に、外側に向かって伸びている強い枝だけを、長さの1/3ほど短くするんです。私の庭では、この方法でバラを剪定したら、花の数が倍になった経験があります。あなたもこの「選別と集中」のテクニックを試してみてください。剪定がもっと戦略的で効果的になるはずです。
錯誤6:強剪定が必要な植物で怖がってしまう
なぜ強く切る必要があるのか?
「こんなに切って大丈夫?」と心配になりますよね。でも、バタフライブッシュやフクシアなど、新枝に花を咲かせる植物は、強く切るほど良く咲くんです。
私の経験では、これらの植物は地面から15センチほどの高さでバッサリ切ると、その年は信じられないほど茂るんです。ある年、私は怖がって半分くらいしか切らなかったら、花がまばらでがっかりしたことがあります。逆に、翌年勇気を出して強く切ったら、背丈以上に茂って花でいっぱいになったんです。ただし、すべての植物にこの方法が使えるわけではないので、事前にその植物の性質を調べることが大切です。あなたも自分の庭に強剪定が必要な植物があるか、確認してみてください。
強剪定に適した植物リストと注意点
強剪定に向いている植物の代表格は、バタフライブッシュ、フクシア、シモツケ、ハイビスカスなどです。これらは新枝に花を咲かせるので、春先に強く切ることで、より多くの花芽ができるんです。
ただし、強剪定した後は、たっぷりと水と肥料をあげる必要があります。私の友人は、強剪定後に肥料を忘れて、新しい枝が細くて弱々しかったそうです。また、強剪定は年に一度、春先だけに限ること。秋にやると、新しい芽が寒さで傷む可能性があります。私のルールは、3月から4月の間に、思い切ってバッサリ切ること。これで夏には信じられないほどの成長と花を楽しめるんです。あなたも勇気を出して、試してみてください。
錯誤7:芽のすぐ近くを切りすぎる
理想的な切り残しの長さは?
「芽のすぐ上を切ればいい」と聞いて、ギリギリを切ったことはありませんか?私もそうしていましたが、芽を傷つけると、そこから新しい枝が伸びないんです。
正しい距離は、芽の上6ミリほど残すこと。これで芽が乾燥や衝撃から守られて、スムーズに成長するんです。太い枝の場合は、枝の太さの4分の1の長さを残すというルールがあります。例えば、太さ2センチの枝なら、5ミリ残すという計算です。私がよく使う方法は、芽の先端から指一本分(約1センチ)の位置で切ること。これなら失敗が少なくて、安心して切れます。あなたもこの「6ミリルール」を覚えておいてください。
切り残しが長すぎる場合のリスク
逆に、芽から離れすぎて切ると、残った枝が枯れて病気の原因になるんです。これは「枯れ枝」と呼ばれる状態で、そこから病原菌が入り込む可能性が高いです。
私の失敗例では、うっかり芽から3センチも離れた場所で切ってしまい、その部分が茶色く枯れてしまったことがあります。その時は、枯れた部分をさらに切り戻して、健康な芽の上で切り直す必要がありました。正しい位置で切るためのコツは、切る前に目で距離を測って、確認してから一気に切ること。私はいつも、芽の位置を指で確認してから、6ミリ上を狙って切るようにしています。あなたも一つ一つの切断に集中して、丁寧に剪定することを心がけてください。
錯誤8:切れ味の悪い道具を使う
なぜ道具を研ぐことが大切なのか?
「切れないけど、まあいいか」——この考え、実は大きな間違いです。切れ味の悪い道具は枝を潰し、治りを遅くするんです。
私が試したところ、鈍い剪定バサミで切った枝は、切り口がギザギザになって、治るまでに2倍以上の時間がかかったんです。特に春先の太い枝を切る時は、必ず道具を研いでから使うようにしましょう。研ぎ方のコツは、専用の砥石か、マルチツールシャープナーを使うこと。私の場合は、剪定前に必ず2分間だけ研ぐという習慣をつけています。これだけで切れ味が全然違うんです。あなたも道具のメンテナンスを習慣にしてください。
道具の手入れ方法と頻度の目安
道具の手入れは、使用後は汚れを拭き取り、オイルをさすのが基本です。特に、樹液が付いたままだと錆びやすくなるので、使ったらすぐに拭くようにしましょう。
研ぐ頻度の目安は、週に一度使う剪定バサミなら、月に一回は研ぐこと。私のやり方は、剪定セッションの前に必ず刃をチェックして、切れ味が悪ければ研ぐというものです。最近では、ポケットサイズのシャープナーを持ち歩いて、現場でサッと研ぐこともあります。また、刃の間に挟まったゴミは、古い歯ブラシで取り除くと効果的です。あなたも道具を大切にすれば、剪定がもっとスムーズになって、植物も喜ぶんですよ。
錯誤9:内向きの芽の上で切ってしまう
なぜ外側を向いた芽の上で切るべきなのか?
「芽の向きなんて気にしたことなかった」というあなた、ちょっと待ってください。芽の向きで、その後の枝の伸び方が決まるんです。
内向きの芽の上で切ると、新しい枝が株の中心に向かって伸びるので、枝が混み合って風通しが悪くなる。すると、病気やカビのリスクが高まるんです。逆に、外側を向いた芽の上で切れば、枝が外側に広がって、日当たりと風通しが良くなる。私の庭では、このルールを守ることで、バラの病気が激減した経験があります。あなたも次に剪定する時は、芽の向きを必ず確認してから切るようにしてください。
枝の向きをコントロールして形を整えるテクニック
このテクニックを使えば、植物の形を自由にコントロールできるんです。例えば、株の形が歪んでいて、片側だけに枝が伸びている場合、空いている方に向いた芽の上で切ると、新しい枝がその方向に伸びてバランスが良くなる。
私の実際の経験では、冬に枯れた枝を切ったら、株に大きな隙間ができたことがあります。その時は、隙間に向かって伸びている芽の上で切ることで、新しい枝がその隙間を埋めてくれたんです。また、低く広がる樹形にしたい場合は、下向きの芽の上で切るという方法もあります。このように、芽の向きを意識するだけで、剪定の効果が格段に変わるんです。あなたもぜひ、このテクニックを試してみてください。
錯誤10:枝襟を傷つけてしまう
枝襟とは何か、なぜ守るべきなのか?
「枝襟」という言葉を聞いたことがありますか?これは、枝と幹のつなぎ目にある、少し膨らんだ部分のことです。ここを傷つけると、治りが遅くなって、病気の入り口になるんです。
私も最初は知らずに、幹にぴったりと切り込みを入れてしまい、枝襟を傷つけたことがあります。その結果、その部分がなかなか治らず、数年後に腐ってしまったんです。正しい方法は、枝襟を残すように、枝の根元から少し離して切ること。具体的には、枝と幹の間にあるV字の溝に向かって、斜めに切るのがポイントです。あなたもこの「枝襟を守る」というルールを覚えておいてください。
枝襟を傷つけずに切るための具体的な手順
枝襟を傷つけずに切る方法は、まず枝の下側から軽く切り込みを入れ、次に上から切るという二段階方式です。これで、枝の重みで樹皮が裂けるのを防げるんです。
実際の手順は、まず枝の下側、枝襟から1センチほど離れた場所に、ノコギリで浅い切り込みを入れる。次に、その切り込みより2~3センチ上から、上に向かって切る。最後に、残った短い枝を、枝襟を傷つけないように慎重に切り落とす。この方法で、枝襟を守りながら、きれいに枝を除去できるんです。私の庭では、この方法を使ってから、剪定後の病気がほとんどなくなった経験があります。あなたも大きな枝を切る時は、ぜひ試してみてください。
錯誤11:古い植物を一度に切りすぎる
なぜ3年かけて剪定するのが良いのか?
「古くなった植物を一気にリセットしたい」——その気持ち、よくわかります。でも、成熟した植物を一度にたくさん切ると、ショックで弱ってしまうんです。
私の経験では、全体の1/3以上を一度に切ると、植物が回復するのに数年かかることがあります。例えば、放置された大きな低木を、一度に半分も切ってしまったら、その年はほとんど葉がつかなかったんです。正しい方法は、3年計画で少しずつ形を整えること。具体的には、1年目に全体の1/3の枝を根本から切り、2年目にさらに1/3、3年目に残りを切るという方法。これで植物に負担をかけずに、若返らせることができるんです。あなたも焦らずに、長い目で植物の世話をしてください。
3年計画の剪定スケジュールの具体例
具体的なスケジュールを、アメリカンビューティーベリーを例に説明します。1年目は、最も古い枝や弱っている枝を、全体の1/3ほど根本から切る。これで、新しい枝が生えるスペースができるんです。
2年目は、前年に切らなかった古い枝の半分を、同じく根本から切る。この時、新しい枝が伸びている方向を確認して、混み合っている部分を優先的に切る。3年目には、残った古い枝をすべて切り、新しい枝だけで構成する。私の友人は、この方法で20年ものの低木を、3年で見事に若返らせたんです。ただし、この方法はすべての植物に使えるわけではないので、事前にその植物の性質を調べることが大切です。あなたもこの計画的な剪定を試してみてください。
錯誤12:切り口をシーラントで塞ぐ
なぜシーラントを使うべきではないのか?
「切り口を保護しなきゃ」と思って、シーラントを塗っていませんか?実は、切り口は自然に治すのが一番なんです。シーラントを塗ると、かえって治りが遅くなるという研究結果もあります。
私も昔は、高いシーラントを買ってきて、すべての切り口に塗っていたんです。でも、ある年塗るのを忘れた枝の方が、きれいに治っていたことに気づきました。専門家によると、植物には自分で傷を塞ぐ能力があるので、特別な場合を除いてシーラントは不要なんです。ただし、病気にかかった枝を切った場合など、例外的に使うこともあるので、その判断はプロに任せましょう。あなたも基本的には、何も塗らずに自然に任せるのが正解です。
切り口を早く治すための環境作り
切り口を早く治すには、乾燥した日に剪定することが一番効果的です。雨の日に剪定すると、菌が繁殖しやすくなって、治りが遅くなるんです。
また、剪定バサミの刃を消毒することも重要で、70%以上のイソプロピルアルコールに浸すのが効果的です。特に、病気の枝を切った後は、必ず消毒してから次の枝を切るようにしてください。私のルールは、植物ごとに消毒するか、最低でも5本に1回は消毒すること。これで病気の拡散を防げるんです。あとは、剪定後に水をしっかりやって、植物の体力を回復させることも大切です。あなたもこれらの環境を整えれば、切り口が早く治って、健康な植物を育てられますよ。
錯誤13:適切な剪定工具を選ばない
なぜ剪定工具の種類を知るべきなのか?
「剪定バサミさえあれば大丈夫」——そう思っているあなた、ちょっと待ってください。実は、枝の太さや場所によって、最適な工具が違うんです。
私の経験では、細い枝には剪定バサミ、太い枝にはロッパー、高い枝には高枝切りバサミと使い分けることで、剪定の効率が格段に上がります。例えば、バラの細い枝をロッパーで切ろうとすると、うまく切れずに枝が潰れることがあります。逆に、太い枝を剪定バサミで無理に切ると、刃が欠ける原因にもなります。あなたも自分の庭の植物に合わせて、適切な工具を揃えることをおすすめします。そうすれば、剪定がもっとスムーズで楽しい作業になるはずです。
初心者におすすめの剪定工具セット
初心者のあなたに、まず揃えてほしい工具は、剪定バサミ、ロッパー、剪定ノコギリの3点です。これだけで、ほとんどの剪定作業がカバーできます。
剪定バサミは、バイパス式(はさみ型)を選ぶこと。アンビル式(金床型)は枝を潰しやすいので、初心者には不向きです。私のおすすめは、FiskarsやGoniccのバイパス剪定バサミで、コスパが良くて切れ味も抜群です。ロッパーは、柄の長さが60~70センチのものを選ぶと、太い枝も楽に切れます。剪定ノコギリは、折りたたみ式で刃渡り20センチくらいのものが便利です。あなたも最初は安いものでいいので、この3点を揃えてみてください。そうすれば、剪定の幅がグッと広がりますよ。
錯誤14:剪定後のケアを怠る
剪定後にやるべきこと、やってはいけないこと
「剪定が終わったから、もう終わり」——そう思っていませんか?実は、剪定後のケアこそが、植物の成長を左右するんです。
まず、剪定後はすぐに水をやることが基本です。次に、1週間後に緩効性の肥料を株元に与えると、新しい枝の成長が促進されます。ただし、剪定直後に肥料をやりすぎると、根を傷めるので注意してください。また、剪定後の1ヶ月は、植物の様子をこまめにチェックすることが大切です。新しい芽が出ているか、枯れている部分はないか、を確認しましょう。私の庭では、剪定後にペットボトルで簡易的な保温カバーを作って、寒さから守ることもあります。あなたも剪定後のケアをしっかりして、植物の回復をサポートしてあげてください。
剪定後の植物の観察ポイントと対処法
剪定後、特に注意して観察するポイントは、切り口の色と新しい芽の出方です。切り口が茶色く変色していたら、水が溜まっているか、病気に感染している可能性があるので、その部分をさらに切り戻す必要があります。
新しい芽が出てこない時は、剪定のタイミングが遅すぎたか、株が弱っている可能性があります。その場合は、日当たりを良くするか、液体肥料を薄めて与えると効果的です。私の経験では、剪定後に新しい芽が出るまで、通常2~4週間かかるので、焦らずに待つことも大切です。もし、1ヶ月経っても芽が出ない場合は、その枝は枯れている可能性が高いので、根本から切り落としましょう。あなたもこれらの観察ポイントを覚えて、剪定後の植物をしっかりサポートしてください。
錯誤1:真っ直ぐに切ってしまう
なぜ45度の斜め切りが必要なのか?
あなたも最初は「真っ直ぐ切ればいいんでしょ」と思ったんじゃないでしょうか。私もそうでした。でも、水平に切った切り口に水が溜まると、腐敗や病気のリスクが高まるんです。雨や朝露が溜まって、治りが遅くなるんですよ。
だから、必ず45度の角度で切るようにしましょう。具体的には、切り口の一番高い部分が、下にある芽と同じ側に来るようにします。つまり、芽の向きに合わせて角度を決めるんです。私がよくやるのは、芽の先端を指でなぞって、その方向に沿って切る方法。これで水がすぐに流れ落ちて、病気のリスクを減らせます。ただし、あまりに急すぎる角度は逆効果で、切り口が大きくなりすぎるので、45度を目安にしてください。あなたも試してみて、正しい角度を体で覚えましょう。
初心者がやりがちな間違った切り方の実例
ある時、友人がバラの枝を真っ直ぐ切ってしまい、切り口が黒く変色したんです。水が溜まってカビが生えたんですね。私も昔、同じ失敗をしました。
正しい切り方のコツは、剪定バサミを枝に対して45度傾けて、一気に切ること。もし切り口が潰れてしまったら、刃が鈍っている証拠なので、すぐに研ぎ直す必要があります。私はいつも、剪定前に刃の状態を確認して、必要なら研ぐようにしています。それから、切る場所は芽のすぐ上、約6ミリの位置がベスト。これで新しい芽がスムーズに伸びるんです。あなたも最初は緊張するかもしれませんが、何度か練習すれば自然にできるようになりますよ。
錯誤2:今年の花芽を切り落としてしまう
Photos provided by pixabay
花の時期を間違えるとどうなる?
「せっかく切ったのに、花が咲かなかった」——これ、私も何度も経験しました。実は、夏に咲く植物は春先に剪定し、春に咲く植物は花後に剪定するのが基本なんです。モンティ・ドンの有名な言葉に「6月より前に咲くなら、剪定するな」というのがあります。
特にアジサイは要注意で、新枝咲きか旧枝咲きかで剪定時期が全く違うんです。新枝咲きなら今切っても大丈夫ですが、旧枝咲きだと来年の花芽を切り落としてしまいます。私の友人は、旧枝咲きのアジサイを春にバッサリ切ってしまい、その年は全く花が咲かなかったそうです。確認方法は簡単で、枝を触って花芽が膨らんでいるかどうかを見るだけ。もし膨らみがあれば、それは来年の花なので、切らないでください。この基本を押さえれば、あなたの庭も毎年花でいっぱいになりますよ。
アジサイの剪定時期を見極める方法
アジサイの剪定で迷う人、多いですよね。私も最初は全然わかりませんでした。でも、枝の状態をチェックするだけでOKなんです。
まず、枝の先端を触ってみてください。もしプックリと膨らんだ芽があれば、それは旧枝咲きタイプで、花後すぐに剪定する必要があります。逆に、芽が小さくて枝が細いなら、新枝咲きタイプで、春先に強めに切っても大丈夫。私の経験では、ノリウツギやカシワバアジサイは新枝咲き、ガクアジサイやホンアジサイは旧枝咲きが多いです。ただし、品種によって違うので、必ず確認してから切るようにしましょう。あなたも一度、自分のアジサイのタイプを調べてみてください。そうすれば、毎年美しい花を楽しめますよ。
錯誤3:剪定後に水をやらない
剪定後の水やりが重要な理由
「切っただけなのに、なぜ水が必要?」と思うかもしれません。でも、剪定は植物にとって大きなストレスなんです。傷口を癒すために、たくさんのエネルギーと水分が必要になります。
私の経験では、剪定後はたっぷりと水をやることで、回復が早まるんです。特に春先に剪定した場合、土が乾燥していることが多いので、株元にゆっくりと水を染み込ませるようにしてください。ただし、雨が続いている時はその必要はありません。逆に、水をやりすぎて根腐れを起こさないように注意しましょう。私のルールは、剪定後24時間以内に、たっぷりと一度水をやること。これで植物のストレスを大幅に減らせます。あなたも試してみてください。
Photos provided by pixabay
花の時期を間違えるとどうなる?
水やりのタイミングは、剪定直後がベストです。でも、昼間の暑い時間は避けて、朝か夕方にやるのがポイント。私の失敗例ですが、真夏の昼間に剪定後すぐ水をやったら、葉が焼けてしまったことがあります。
量の目安は、鉢植えなら鉢底から水が出るまで、地植えなら株元に30秒ほどゆっくり注ぐこと。特に剪定後は根が活性化するので、水をしっかり吸収するんです。また、マルチングをすると、水分の蒸発を防げるのでおすすめです。私はバークチップやワラを株元に敷くようにしています。これで水やりの頻度を減らせて、植物も喜ぶんです。あなたの庭の状態に合わせて、最適な方法を見つけてくださいね。
錯誤4:すべての枝を同じ道具で切る
道具の選び方を間違えるとどうなる?
「剪定バサミ一本で全部切れるでしょ」——そう思って、太い枝を無理に切ろうとしたことはありませんか?私もかつて、太い枝を剪定バサミで切ろうとして、枝が潰れてしまったことがあります。
実は、枝の太さに合った道具を使わないと、切り口が裂けて治りが遅くなるんです。目安としては、人差し指ほどの太さ(約1.5センチ)までが剪定バサミ、それ以上はロッパー、3.8センチ以上は剪定ノコギリを使いましょう。私のガーデニング仲間は、無理に剪定バサミで切ろうとして手を痛めたそうです。ちゃんと道具を選べば、植物にも自分にも優しいんです。以下の表を参考に、あなたも適切な道具を選んでください。
| 枝の太さ | 推奨道具 | 具体例 |
|---|---|---|
| ~1.5センチ | 剪定バサミ | バラの枝、柔らかい多年草 |
| 1.5~3.8センチ | ロッパー | 低木の太い枝、ライラック |
| 3.8センチ以上 | 剪定ノコギリ | 大きな木の枝、カエデ |
この表は、園芸用品メーカーの推奨サイズを基にしています。あなたも道具を揃える時は、この基準を参考にすると失敗しません。
手が小さい人や体力に自信がない人のための道具選び
あなたも「剪定バサミを握るのが疲れる」と感じたことはありませんか?私も最初はそうでした。でも、最近はラチェット式の剪定バサミや電動剪定バサミがあるんです。
ラチェット式は、てこの原理で3倍の力が出せるので、女性や高齢者でも楽に切れるんです。私の母は、ラチェット式の剪定バサミを使ってから「剪定が楽しくなった」と喜んでいます。また、充電式の電動剪定バサミなら、太い枝も一瞬で切れるので、大量の剪定をする時には便利です。ただし、価格が高いので、最初はラチェット式から試すのがおすすめです。あなたの手のサイズや体力に合った道具を選べば、剪定がもっと楽しく、効率的になるんですよ。
錯誤5:枝の先端だけをチョキチョキ切る
Photos provided by pixabay
花の時期を間違えるとどうなる?
「とりあえず、はみ出た枝を全部切ろう」——この考え、危険です。実は、弱い枝は根本から切り落とし、強い枝だけを残すのが正しい剪定なんです。
私の失敗例を話すと、すべての枝を同じ長さに切ったら、株全体が弱ってしまったことがあります。なぜなら、弱い枝にエネルギーを取られて、強い枝が十分に成長できなかったからです。正しい方法は、まず弱い枝や交差した枝を根本から切り、残った強い枝だけを1/3ほど短くすること。これで植物のエネルギーが集中して、より大きな花や実がつくんです。あなたも今度剪定する時は、枝の強さをよく観察してから切るようにしてください。
枝の選別方法と実践テクニック
枝の強さを見分けるコツは、太さと色で判断すること。太くて色が濃い枝は強い、細くて色が薄い枝は弱い、というのが基本です。
具体的な手順は、まず全体の枝を観察して、明らかに弱い枝や枯れ枝を3本ほど選ぶ。次に、それらを根本から切り落とす。そして、残った枝の中で、内向きに伸びているものや交差しているものをさらに2~3本切る。最後に、外側に向かって伸びている強い枝だけを、長さの1/3ほど短くするんです。私の庭では、この方法でバラを剪定したら、花の数が倍になった経験があります。あなたもこの「選別と集中」のテクニックを試してみてください。剪定がもっと戦略的で効果的になるはずです。
錯誤6:強剪定が必要な植物で怖がってしまう
なぜ強く切る必要があるのか?
「こんなに切って大丈夫?」と心配になりますよね。でも、バタフライブッシュやフクシアなど、新枝に花を咲かせる植物は、強く切るほど良く咲くんです。
私の経験では、これらの植物は地面から15センチほどの高さでバッサリ切ると、その年は信じられないほど茂るんです。ある年、私は怖がって半分くらいしか切らなかったら、花がまばらでがっかりしたことがあります。逆に、翌年勇気を出して強く切ったら、背丈以上に茂って花でいっぱいになったんです。ただし、すべての植物にこの方法が使えるわけではないので、事前にその植物の性質を調べることが大切です。あなたも自分の庭に強剪定が必要な植物があるか、確認してみてください。
強剪定に適した植物リストと注意点
強剪定に向いている植物の代表格は、バタフライブッシュ、フクシア、シモツケ、ハイビスカスなどです。これらは新枝に花を咲かせるので、春先に強く切ることで、より多くの花芽ができるんです。
ただし、強剪定した後は、たっぷりと水と肥料をあげる必要があります。私の友人は、強剪定後に肥料を忘れて、新しい枝が細くて弱々しかったそうです。また、強剪定は年に一度、春先だけに限ること。秋にやると、新しい芽が寒さで傷む可能性があります。私のルールは、3月から4月の間に、思い切ってバッサリ切ること。これで夏には信じられないほどの成長と花を楽しめるんです。あなたも勇気を出して、試してみてください。
錯誤7:芽のすぐ近くを切りすぎる
理想的な切り残しの長さは?
「芽のすぐ上を切ればいい」と聞いて、ギリギリを切ったことはありませんか?私もそうしていましたが、芽を傷つけると、そこから新しい枝が伸びないんです。
正しい距離は、芽の上6ミリほど残すこと。これで芽が乾燥や衝撃から守られて、スムーズに成長するんです。太い枝の場合は、枝の太さの4分の1の長さを残すというルールがあります。例えば、太さ2センチの枝なら、5ミリ残すという計算です。私がよく使う方法は、芽の先端から指一本分(約1センチ)の位置で切ること。これなら失敗が少なくて、安心して切れます。あなたもこの「6ミリルール」を覚えておいてください。
切り残しが長すぎる場合のリスク
逆に、芽から離れすぎて切ると、残った枝が枯れて病気の原因になるんです。これは「枯れ枝」と呼ばれる状態で、そこから病原菌が入り込む可能性が高いです。
私の失敗例では、うっかり芽から3センチも離れた場所で切ってしまい、その部分が茶色く枯れてしまったことがあります。その時は、枯れた部分をさらに切り戻して、健康な芽の上で切り直す必要がありました。正しい位置で切るためのコツは、切る前に目で距離を測って、確認してから一気に切ること。私はいつも、芽の位置を指で確認してから、6ミリ上を狙って切るようにしています。あなたも一つ一つの切断に集中して、丁寧に剪定することを心がけてください。
錯誤8:切れ味の悪い道具を使う
なぜ道具を研ぐことが大切なのか?
「切れないけど、まあいいか」——この考え、実は大きな間違いです。切れ味の悪い道具は枝を潰し、治りを遅くするんです。
私が試したところ、鈍い剪定バサミで切った枝は、切り口がギザギザになって、治るまでに2倍以上の時間がかかったんです。特に春先の太い枝を切る時は、必ず道具を研いでから使うようにしましょう。研ぎ方のコツは、専用の砥石か、マルチツールシャープナーを使うこと。私の場合は、剪定前に必ず2分間だけ研ぐという習慣をつけています。これだけで切れ味が全然違うんです。あなたも道具のメンテナンスを習慣にしてください。
道具の手入れ方法と頻度の目安
道具の手入れは、使用後は汚れを拭き取り、オイルをさすのが基本です。特に、樹液が付いたままだと錆びやすくなるので、使ったらすぐに拭くようにしましょう。
研ぐ頻度の目安は、週に一度使う剪定バサミなら、月に一回は研ぐこと。私のやり方は、剪定セッションの前に必ず刃をチェックして、切れ味が悪ければ研ぐというものです。最近では、ポケットサイズのシャープナーを持ち歩いて、現場でサッと研ぐこともあります。また、刃の間に挟まったゴミは、古い歯ブラシで取り除くと効果的です。あなたも道具を大切にすれば、剪定がもっとスムーズになって、植物も喜ぶんですよ。
錯誤9:内向きの芽の上で切ってしまう
なぜ外側を向いた芽の上で切るべきなのか?
「芽の向きなんて気にしたことなかった」というあなた、ちょっと待ってください。芽の向きで、その後の枝の伸び方が決まるんです。
内向きの芽の上で切ると、新しい枝が株の中心に向かって伸びるので、枝が混み合って風通しが悪くなる。すると、病気やカビのリスクが高まるんです。逆に、外側を向いた芽の上で切れば、枝が外側に広がって、日当たりと風通しが良くなる。私の庭では、このルールを守ることで、バラの病気が激減した経験があります。あなたも次に剪定する時は、芽の向きを必ず確認してから切るようにしてください。
枝の向きをコントロールして形を整えるテクニック
このテクニックを使えば、植物の形を自由にコントロールできるんです。例えば、株の形が歪んでいて、片側だけに枝が伸びている場合、空いている方に向いた芽の上で切ると、新しい枝がその方向に伸びてバランスが良くなる。
私の実際の経験では、冬に枯れた枝を切ったら、株に大きな隙間ができたことがあります。その時は、隙間に向かって伸びている芽の上で切ることで、新しい枝がその隙間を埋めてくれたんです。また、低く広がる樹形にしたい場合は、下向きの芽の上で切るという方法もあります。このように、芽の向きを意識するだけで、剪定の効果が格段に変わるんです。あなたもぜひ、このテクニックを試してみてください。
錯誤10:枝襟を傷つけてしまう
枝襟とは何か、なぜ守るべきなのか?
「枝襟」という言葉を聞いたことがありますか?これは、枝と幹のつなぎ目にある、少し膨らんだ部分のことです。ここを傷つけると、治りが遅くなって、病気の入り口になるんです。
私も最初は知らずに、幹にぴったりと切り込みを入れてしまい、枝襟を傷つけたことがあります。その結果、その部分がなかなか治らず、数年後に腐ってしまったんです。正しい方法は、枝襟を残すように、枝の根元から少し離して切ること。具体的には、枝と幹の間にあるV字の溝に向かって、斜めに切るのがポイントです。あなたもこの「枝襟を守る」というルールを覚えておいてください。
枝襟を傷つけずに切るための具体的な手順
枝襟を傷つけずに切る方法は、まず枝の下側から軽く切り込みを入れ、次に上から切るという二段階方式です。これで、枝の重みで樹皮が裂けるのを防げるんです。
実際の手順は、まず枝の下側、枝襟から1センチほど離れた場所に、ノコギリで浅い切り込みを入れる。次に、その切り込みより2~3センチ上から、上に向かって切る。最後に、残った短い枝を、枝襟を傷つけないように慎重に切り落とす。この方法で、枝襟を守りながら、きれいに枝を除去できるんです。私の庭では、この方法を使ってから、剪定後の病気がほとんどなくなった経験があります。あなたも大きな枝を切る時は、ぜひ試してみてください。
錯誤11:古い植物を一度に切りすぎる
なぜ3年かけて剪定するのが良いのか?
「古くなった植物を一気にリセットしたい」——その気持ち、よくわかります。でも、成熟した植物を一度にたくさん切ると、ショックで弱ってしまうんです。
私の経験では、全体の1/3以上を一度に切ると、植物が回復するのに数年かかることがあります。例えば、放置された大きな低木を、一度に半分も切ってしまったら、その年はほとんど葉がつかなかったんです。正しい方法は、3年計画で少しずつ形を整えること。具体的には、1年目に全体の1/3の枝を根本から切り、2年目にさらに1/3、3年目に残りを切るという方法。これで植物に負担をかけずに、若返らせることができるんです。あなたも焦らずに、長い目で植物の世話をしてください。
3年計画の剪定スケジュールの具体例
具体的なスケジュールを、アメリカンビューティーベリーを例に説明します。1年目は、最も古い枝や弱っている枝を、全体の1/3ほど根本から切る。これで、新しい枝が生えるスペースができるんです。
2年目は、前年に切らなかった古い枝の半分を、同じく根本から切る。この時、新しい枝が伸びている方向を確認して、混み合っている部分を優先的に切る。3年目には、残った古い枝をすべて切り、新しい枝だけで構成する。私の友人は、この方法で20年ものの低木を、3年で見事に若返らせたんです。ただし、この方法はすべての植物に使えるわけではないので、事前にその植物の性質を調べることが大切です。あなたもこの計画的な剪定を試してみてください。
錯誤12:切り口をシーラントで塞ぐ
なぜシーラントを使うべきではないのか?
「切り口を保護しなきゃ」と思って、シーラントを塗っていませんか?実は、切り口は自然に治すのが一番なんです。シーラントを塗ると、かえって治りが遅くなるという研究結果もあります。
私も昔は、高いシーラントを買ってきて、すべての切り口に塗っていたんです。でも、ある年塗るのを忘れた枝の方が、きれいに治っていたことに気づきました。専門家によると、植物には自分で傷を塞ぐ能力があるので、特別な場合を除いてシーラントは不要なんです。ただし、病気にかかった枝を切った場合など、例外的に使うこともあるので、その判断はプロに任せましょう。あなたも基本的には、何も塗らずに自然に任せるのが正解です。
切り口を早く治すための環境作り
切り口を早く治すには、乾燥した日に剪定することが一番効果的です。雨の日に剪定すると、菌が繁殖しやすくなって、治りが遅くなるんです。
また、剪定バサミの刃を消毒することも重要で、70%以上のイソプロピルアルコールに浸すのが効果的です。特に、病気の枝を切った後は、必ず消毒してから次の枝を切るようにしてください。私のルールは、植物ごとに消毒するか、最低でも5本に1回は消毒すること。これで病気の拡散を防げるんです。あとは、剪定後に水をしっかりやって、植物の体力を回復させることも大切です。あなたもこれらの環境を整えれば、切り口が早く治って、健康な植物を育てられますよ。
錯誤13:適切な剪定工具を選ばない
なぜ剪定工具の種類を知るべきなのか?
「剪定バサミさえあれば大丈夫」——そう思っているあなた、ちょっと待ってください。実は、枝の太さや場所によって、最適な工具が違うんです。
私の経験では、細い枝には剪定バサミ、太い枝にはロッパー、高い枝には高枝切りバサミと使い分けることで、剪定の効率が格段に上がります。例えば、バラの細い枝をロッパーで切ろうとすると、うまく切れずに枝が潰れることがあります。逆に、太い枝を剪定バサミで無理に切ると、刃が欠ける原因にもなります。あなたも自分の庭の植物に合わせて、適切な工具を揃えることをおすすめします。そうすれば、剪定がもっとスムーズで楽しい作業になるはずです。
初心者におすすめの剪定工具セット
初心者のあなたに、まず揃えてほしい工具は、剪定バサミ、ロッパー、剪定ノコギリの3点です。これだけで、ほとんどの剪定作業がカバーできます。
剪定バサミは、バイパス式(はさみ型)を選ぶこと。アンビル式(金床型)は枝を潰しやすいので、初心者には不向きです。私のおすすめは、FiskarsやGoniccのバイパス剪定バサミで、コスパが良くて切れ味も抜群です。ロッパーは、柄の長さが60~70センチのものを選ぶと、太い枝も楽に切れます。剪定ノコギリは、折りたたみ式で刃渡り20センチくらいのものが便利です。あなたも最初は安いものでいいので、この3点を揃えてみてください。そうすれば、剪定の幅がグッと広がりますよ。
錯誤14:剪定後のケアを怠る
剪定後にやるべきこと、やってはいけないこと
「剪定が終わったから、もう終わり」——そう思っていませんか?実は、剪定後のケアこそが、植物の成長を左右するんです。
まず、剪定後はすぐに水をやることが基本です。次に、1週間後に緩効性の肥料を株元に与えると、新しい枝の成長が促進されます。ただし、剪定直後に肥料をやりすぎると、根を傷めるので注意してください。また、剪定後の1ヶ月は、植物の様子をこまめにチェックすることが大切です。新しい芽が出ているか、枯れている部分はないか、を確認しましょう。私の庭では、剪定後にペットボトルで簡易的な保温カバーを作って、寒さから守ることもあります。あなたも剪定後のケアをしっかりして、植物の回復をサポートしてあげてください。
剪定後の植物の観察ポイントと対処法
剪定後、特に注意して観察するポイントは、切り口の色と新しい芽の出方です。切り口が茶色く変色していたら、水が溜まっているか、病気に感染している可能性があるので、その部分をさらに切り戻す必要があります。
新しい芽が出てこない時は、剪定のタイミングが遅すぎたか、株が弱っている可能性があります。その場合は、日当たりを良くするか、液体肥料を薄めて与えると効果的です。私の経験では、剪定後に新しい芽が出るまで、通常2~4週間かかるので、焦らずに待つことも大切です。もし、1ヶ月経っても芽が出ない場合は、その枝は枯れている可能性が高いので、根本から切り落としましょう。あなたもこれらの観察ポイントを覚えて、剪定後の植物をしっかりサポートしてください。
E.g. :(絶対NG)松の剪定で初心者が知らない重要な事 - YouTube
一番よくわかる 庭木の剪定 初心者でも失敗しない - 新星出版社
【マツ(松)の剪定】伸び放題でも小さくなる時短手入れを実演します ...
初心者でも失敗しない剪定のコツ|庭師に教わった“これだけ守れば ...
【ブルーベリー】初心者から中級者向け【失敗しない冬剪定】
FAQs
Q: 剪定するとき、なぜ斜めに切る必要があるのですか?
A: 剪定の基本中の基本、切り口は斜めにするのが鉄則です。これは、水が溜まって腐敗や病気を防ぐためなんです。私も最初は「真っ直ぐ切ればいいや」と思ってましたが、切り口が黒くなってしまいました。なので、必ず45度の角度で、水がすぐに流れ落ちるように切ります。よく言われる「芽の向きに合わせて」というのは、切り口の一番高い部分が下の芽と同じ側に来るようにする、という意味です。そうすることで、雨水が溜まらず、傷口が早く治ります。私も最初は難しく感じましたが、慣れれば簡単ですよ。あなたもまずは一つの枝で試してみてください。切り口の向きを意識するだけで、剪定の効果が変わります。要は、植物の健康を考えて、優しく切ってあげることが大事なんです。
Q: 今年の花が咲かないのは、剪定のせいですか?
A: よくある失敗です。「春に剪定したら花が咲かなかった」という経験、私もあります。これは、花芽を切り落としてしまったからです。夏に咲く植物は春先に剪定しますが、春に咲く植物は花後に剪定しないと、来年の花芽を切ってしまいます。特にアジサイは難しいです。アジサイには新枝咲きと旧枝咲きがあって、剪定時期が違います。旧枝咲きのアジサイを春に切ると、その年は花が咲きません。友人も同じ失敗をしましたが、翌年からは気をつけるようになりました。だから、剪定前にその植物の開花時期を調べるのが大切です。モンティ・ドンの言葉「6月より前に咲くなら切るな」を覚えておくと良いですよ。あなたも花を楽しむために、剪定のタイミングを間違えないようにしましょう。
Q: 剪定後に水をやるのはなぜ必要ですか?
A: 剪定は植物にとって大きなストレスです。傷口を癒すために、たっぷりの水分が必要です。私も最初は「切っただけなのに水が必要なの?」と思いましたが、剪定後に水をやった方が回復が早いことに気づきました。特に春先は土が乾燥しているので、株元にゆっくりと水を染み込ませます。ただし、雨が続いている時は必要ありません。逆に水をやりすぎると根腐れの原因になるので注意が必要です。私のルールは、剪定後24時間以内にたっぷりと一度水をやることです。これで植物のストレスを大幅に減らせます。あなたも剪定後は必ず水やりを忘れないでください。水をやることで、植物が元気に回復し、新しい芽も出やすくなります。剪定と水やりはセットだと思ってください。
Q: すべての枝を同じ道具で切っても大丈夫ですか?
A: 枝の太さに合った道具を使わないと、切り口が潰れて治りが遅くなります。私も以前、太い枝を剪定バサミで無理に切ろうとして、枝が裂けてしまったことがあります。目安は、人差し指ほどの太さ(約1.5センチ)までが剪定バサミ、それ以上はロッパー、3.8センチ以上は剪定ノコギリを使います。手が小さい方や体力に自信がない方には、ラチェット式の剪定バサミがおすすめです。てこの原理で3倍の力が出せるので、楽に切れます。私の母もラチェット式を使ってから剪定が楽しくなったと言っています。あなたも道具を正しく選べば、剪定がもっと効率的で楽しい作業になります。最初は剪定バサミ、ロッパー、ノコギリの3点を揃えれば、ほとんどの作業がカバーできます。
Q: 剪定の時、枝の先端だけを切ればいいですか?
A: これは間違いです。弱い枝は根本から切り落とし、強い枝だけを残すのが正しい剪定です。私も以前、すべての枝を同じ長さに切ってしまい、株全体が弱ってしまったことがあります。弱い枝にエネルギーを取られて、強い枝が十分に成長できなかったからです。正しい方法は、まず弱い枝や交差した枝を根本から切り、残った強い枝だけを1/3ほど短くします。こうすることで、植物のエネルギーが集中して、より大きな花や実がつきます。あなたも今度剪定する時は、枝の強さをよく観察してから切るようにしてください。太くて色が濃い枝は強い、細くて色が薄い枝は弱い、というのが基本です。この選別と集中のテクニックで、剪定の効果が格段に変わります。










